第16回文化庁映画週間

令和元年度 文化庁映画賞

文化庁では、日本映画の向上と発展のため、文化庁映画賞として、優れた文化記録映画作品(文化記録映画部門)及び永年にわたり日本映画を支えてこられた方々(映画功労部門)に対する顕彰を実施しています。
選考委員会における審査結果に基づき、文化記録映画部門では次の3作品(文化記録映画大賞1作品、文化記録映画優秀賞2作品)を受賞作品として決定。映画功労部門については、次の7名の方を受賞者として決定しました。

文化記録映画部門

11/2(土)開催の受賞記念上映会についてはこちらをご覧ください。

  • 大賞

    『ぼけますから、よろしくお願いします。』 

    制作:株式会社ネツゲン、株式会社フジテレビジョン、関西テレビ放送株式会社

  • 優秀賞

    『沖縄スパイ戦史』

    制作:「沖縄スパイ戦史」製作委員会

  • 優秀賞

    『福島は語る』

    制作:土井敏邦

映画功労部門

  • 淺香時夫(あさか・ときお)科学映画(生物試料作成・脚本・演出)

    映像表現、顕微鏡撮影に適した生物試料を作成、脚本や演出も手がけ、現在も8K顕微鏡撮影システムを用いた『からだの中の宇宙〜超高精細映像を解き明かす〜』(18)の総監督指揮を務めるなど、永年にわたり科学映画の発展に貢献した。

  • 牛場賢二(うしば・けんじ)映画照明

    株式会社円谷プロダクションを経てフリーとなり、技術者集団コダイ・グループに参加。『あさき夢みし』(74)で照明技師デビュー。数々の特殊撮影を行い、『帝都物語』(88)など実相寺昭雄監督の独特な世界観の表現に手腕を発揮した。

  • 倉橋静男(くらはし・しずお)音響効果

    日活株式会社を経て東洋音響効果グループに参加、TVドラマやアニメを担当。その後、篠田正浩作品や三谷幸喜作品など実写映画、『AKIRA』(88)、『千年女優』(02)など数多くのアニメーション映画の音響効果を手がけている。

  • 佐々木史朗(ささき・しろう)映画プロデュース

    日本アート・シアター・ギルド社長時代には大森一樹、根岸吉太郎、大林宣彦、森田芳光などの新進監督を世に出し、その後も株式会社オフィス・シロウズ代表として多くの新人監督を発掘、人材育成にも尽力し、日本映画界に貢献した。

  • 林淳一郎(はやし・じゅんいちろう)撮影監督

    日本現代企画、東映東京撮影所を経て、フリー。『ムッちゃんの詩』(85)でデビューし、『嵐が丘』(88)、『棒の哀しみ』(94)、『あなたへ』(12)など60本以上の映画を担当。『リング』(98)などホラー作品の撮影でも定評がある。

  • 日野重朗(ひの・じゅうろう)美術装飾・造園

    株式会社紫水園に入社し、セットに自然な雪景色を作り上げた『鉄道員(ぽっぽや)』(99)、御巣鷹山尾根のジャンボ機墜落現場を再現した『クライマーズ・ハイ』(08)など、永年にわたり映画美術に欠かせない造園を担当し、後進の育成にも尽力した。

  • 渡辺宙明(わたなべ・ちゅうめい)映画音楽

    『人形佐七補物帳 妖艶六死美人』(56)以来、『地獄』(60)、『忍びの者』(62)など多くの映画音楽を担当、「人造人間キカイダー」「マジンガーZ」など、TVアニメや特撮ものの劇中音楽や主題歌も数多く手がけている。

令和元年度 文化庁映画賞
選考委員

  • 文化記録映画部門

    岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員)/栗田香穂(公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団学芸員)/塚田芳夫(公益社団法人映像文化製作者連盟会長)/原田健一(新潟大学人文社会科学系人文学部教授)/村山英世(一般社団法人記録映画保存センター事務局長)/山田顕喜(日本大学芸術学部・大学院芸術学研究科非常勤講師)

  • 映画功労部門

    芦澤明子(映画キャメラマン)/新藤次郎(株式会社近代映画協会代表取締役社長)/中嶋清美(公益社団法人映像文化製作者連盟理事・事務局長)/野村正昭(映画評論家)/氷川竜介(明治大学院特任教授 アニメ・特撮研究家)

    ※敬称略・五十音順