アートワークについて
文化庁映画週間のアートワークは、国際的に活躍するアニメーション作家・山村浩二氏に手掛けていただいています。

時代を超えて、誰もが映画を思い浮かべられる共通のイメージとして、映画館のスクリーンとイスが、メインキャラクターとその仲間たちとして描かれています。心がわき立つ映画の楽しさと、訪れる人を別世界にいざなう映画館特有の雰囲気が、山村浩二氏によるユニークで親しみやすいタッチによって表現されています。

それぞれのスタイルでスクリーンの前に集うイスたちのように、映画の楽しみ方は千差万別。どんな時も、どんな人に対しても、映画はいつもそこに在り、観る人を迎えてくれます。記録映画、短編、実写、アニメーションまで、ジャンルを超えた映画を通じてあらゆる立場の人々が集まり、交流しながら生まれる、映画文化の新たなシーンを象徴しています。

山村浩二(アニメーション作家)

1964年生まれ。東京造形大学卒業。90年代『カロとピヨブプト』『パクシ』『バベルの本』など子どものためのアニメーションを多彩な技法で制作。 2002年『頭山』がアヌシー、ザグレブをはじめ世界の主要なアニメーション映画祭で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞®短編アニメーション部門にノミネートされる。 『頭山』は、アヌシー国際アニメーション映画祭が選ぶ「アニメーションの一世紀 100作品」、「ASIFA50周年記念アニメーションベスト50」に選出される。 また『カフカ 田舎医者』がオタワ、シュトゥットガルトなど7つのグランプリを受賞。 世界4大アニメーション映画祭すべてでグランプリを受賞、大藤信郎賞、広島での2度のグランプリ、文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞5回受賞など、国内外で80以上の賞を受賞。 2010年文化交流使としてカナダで活動。2011年カナダ国立映画制作庁とのアジア初の共同制作アニメーションとして『マイブリッジの糸』が完成。DVD作品集は日本、フランス、アメリカ、カナダ、韓国で発売されている。2013年よりアニメーションストア&ギャラリーAu Praxinoscope(オープラクシノスコープ)を開設。
『雨ニモマケズ Rain Won't』(今人舎)、『ぱれーど』(講談社)など絵本画家、イラストレーターとしても活躍。『くだもの だもの』『おやおや、おやさい』『おかしなおかし』(共に文:石津ちひろ、福音館書店)はシリーズ累計50万部を超えるロングセラー。
2006年アジアアニメーション映画祭にて優秀アーティスト賞、2008年ブラチスラヴァ・アニメーション・ビエンナーレにてアルビーン・ブルノフスキー名誉メダル授与、2012年第30回川喜多賞受賞、2014年ヴィースバーデン市文化局賞受賞。
映画芸術科学アカデミー会員、日本アニメーション協会副会長、ASIFA日本支部理事、ヤマムラアニメーション有限会社代表取締役、比治山大学客員教授、東京造形大学客員教授、東京藝術大学教授。